妊活におすすめのハーブと食生活
今日は良くご質問がある、妊活中におすすめの栄養素ついてお話したいと思います。すべての女性にお勧めしたいものばかりですので、妊娠の予定がない方にもお読みいただけたらうれしいです。
Contents
(1)添加物・保存料・化学調味料(特に人口甘味料)を避ける
コンビニ食や惣菜、清涼飲料水などに多く含まれています。添加物を体内に取り込むと無毒化するために活性酸素を増やしたり、身体にとって必要な栄養素の吸収を阻害したり、ビタミンを消費してしまうものがあります。ボストン大の研究で、清涼飲料水の摂取量と不妊とは相関関係があることが実証されています。まずはキッチンにある調味料のラベルをチェックしてみてください。
(2)質の良い脂を摂る
必須脂肪酸(魚・ナッツ類・アボカド)の摂取を増やしましょう。必須脂肪酸は細胞の生成と修復に必要なほか、妊娠に向けた身体づくりに必要なプロスタグランジンの生成を促します。また現代の食生活で不足しがちなオメガ3系脂肪酸もおすすめです。血中のDHAやEPA(オメガ3系脂肪酸)濃度が高いほど妊娠率や出産率が高く、DHA・EPA濃度が1%上昇するごとに妊娠率が8%も上昇するというデータがハーバード大の研究で紹介されていました。
(3)葉酸が不足しないようにする
納豆やきなこなどの豆類、緑の野菜、レバーに多く含まれています。貧血予防や胎児の先天性障害のリスクの低下、着床のサポート、流産防止などの作用があり妊娠を継続するのに役立ちます。サプリメントやレバーを選ぶときには添加物や製造方法にも気を付けたいです。
(4)亜鉛を摂る
不足しやすい栄養素です。ホルモンバランスに影響する甲状腺の機能をサポートします。また、不足すると染色体変化をおこしたり、不妊や流産のリスクを高めます。男性は特に意識して摂りたいミネラルです。
(5)健やかな生理周期のためにハーブを活かす
チェストツリーとブラックコホシュを組み合わせて生理周期を整えていこうとする方法です。チェストツリーは脳下垂体に働きかけて、黄体形成ホルモンの分泌を促進し、排卵を促すハーブです。ブラックコホシュはエストロゲンによく似た成分を多く含むため、過剰なエストロゲンを抑えたり、不足しているエストロゲンを補う働きがあります。
生理から排卵までをブラックコホシュ、排卵から生理までをチェスツリーと、生理周期で飲み分けることにより周期を整えます。月経トラブルをお持ちの方にもおすすめです。どちらのハーブも、ホルモンバランスに作用しますので婦人科系やの疾患で治療中の方や服薬を伴う不妊治療中の方、妊娠中・授乳中の方は主治医に確認してから飲むようにしましょう。
(6)ハーブティで栄養補給
不足しやすい鉄分やその吸収を助けるビタミンCはハーブティでも補給できます。ネトルやタンポポには鉄分、ローズヒップやハイビスカスにはビタミンCが豊富に含まれているのでおすすめです。ネトルには浄血作用があり、花粉症などを含むアレルギー症状にも有効とされています。
(7)リフレクソロジー
足裏には身体のあらゆる器官に対応するゾーン(反射区)があり、これを刺激することで、身体の機能を整えていくというのがリフレクソロジー療法です。足裏の不調の発見の仕方についてはこちらの記事「ホルモンバランス乱れていませんか?」もご覧ください。