下肢静脈瘤とアロマ
ティーズルームにいらっしゃるお客さまの中には『下肢静脈瘤』でお悩みの方が少なくありません。
多くの女性が悩む下肢静脈瘤。
実は、”アロママッサージ”は静脈瘤のケアや予防にとても効果的なんです。
今日は”アロママッサージの効果”やおすすめの精油、手軽にできるホームケアや予防法など、ご紹介していきたいと思います。
Contents
下肢静脈瘤とは?
「下肢静脈瘤」とは脚にできる静脈瘤のことで、脚の血行が悪い状態が長く続くことが原因で起こります。ふくらはぎやヒザの裏の静脈がボコッと膨れてコブのようになる病気です。
自覚症状はない場合がほとんどですが、悪化すると湿疹や色素沈着、潰瘍などの皮膚炎が起こります。
静脈瘤になる原因は?
「静脈」は、筋肉や全身の細胞で仕事をした血液を心臓へ戻すときの通り道です。全身の細胞が仕事をした結果生まれる老廃物を回収するという重要な役割を持っています。
静脈は動脈と違って、心臓というポンプを持たないため、ゆっくり流れます。ですので、血液が逆流しないように「弁」がついています。
この逆流防止の弁が壊れると、血液が逆流して心臓に血液が戻りにくくなり、脚の静脈にたまります。この状態が長く続くと静脈がたまった血液のせいで膨らんで下肢静脈瘤になるのです。
下肢静脈瘤になりやすい方
・女性(出産経験あり)
・両親が下肢静脈瘤
・立ち仕事(1か所に立ってあまり動かない仕事)
特に両親とも静脈瘤の人の発生リスクは90%以上ともいわれていますので、ご家族に静脈瘤の人がいる場合には、今はあまり目立たなくても予防ケアをしてみても良いかもしれません。
アロマは静脈瘤のケアと予防に効果的
お茶の水血管外科クリニック 広川先生によると「足のアロマセラピーマッサージ(足首から大腿に一方行へ行う)を行うと下肢静脈瘤の症状は改善します」とのこと。
また、極端に強く揉まなければ、(静脈瘤より心臓から遠い箇所にある)リフレクソロジーやマッサージも下肢静脈瘤に悪影響を与えることはなく、深部静脈血栓症とは異なるため全く問題ないとのことです。
ティーズルームのトリートメントでは、静脈瘤に効果的な精油をお一人おひとりに合わせて調合したオリジナルマッサージオイルで、血流やリンパの流れをやさしく促すような手技を下肢に行います。
静脈瘤によく使う精油
・サイプレス
・ニアウリ
・レモン(光毒性)
・グレープフルーツ(光毒性、高血圧禁)
・ゼラニウム
・クラリセージ
・ジュニパー
・ラベンダー
・パチュリ
・ペパーミント
・ニアウリ
※妊婦さんは使用できる精油に制限がありますので、必ず専門のスタッフのいるショップで購入しましょう。
静脈瘤のためのマッサージ方法
上記の精油から2~3種類を選び、植物油(スイートアーモンドオイルやホホバオイル等)に1.5~2%(妊婦さんは0.5~1%以下)に希釈して下肢全体に塗布します。既に皮膚にかゆみや湿疹が出ている方は、少ない滴数から始めてください。(植物油20mlに精油合計 6~8滴を混ぜると1.5~2%濃度になります)
オイルを両手になじませたら、両手で脚を包むように、足首から大腿部に向かって一方行に塗布します。
入浴に使用する方法
アルコールや天然塩、ブラウンシュガー、重曹などの基剤大さじ1杯に精油を合計5滴までを良く混ぜ、入浴剤を作ります。柑橘系は刺激になる場合があるため、避けた方が安心です。
普段の生活で気を付けたいこと
・下半身を冷やしすぎない
・長時間の立ち仕事は避ける
・長時間座るときは、脚を上げておく
・弾性ストッキングを活用する
・適度な運動を心掛ける
・なるべく湯船に浸かる
効果的なトリートメントの受け方は?
サロンでのトリートメントでしっかりとケア(女性は月経のリズムで体調が変化するため、2週間または1ヶ月に一度のトリートメントが理想的)をしたら、次のトリートメントまでホームケアを続けると、トリートメント後の良い状態をキープすることができます。
当サロンのメニューでしたら、『フットリリースパック』というフットパックがおすすめです。
こちらは、薬効成分エスチンを含み慢性静脈不全に対する医薬品にも認められるマロニエ(西洋トチノキ)の実や、血流を促進しむくみを和らげるイチョウエキスを含む、ハーブの力をギュッと濃縮したパワフルなパックです。
脚のお疲れを感じられている方、静脈瘤が気になる方は、ぜひお試しください!
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静脈瘤で手術が必要になるケースは、ごく一部といわれています。
「私の静脈瘤は重症なんじゃないか…」「手術が必要なんじゃないか…」など不安な場合には、安心のために、一度医師の診断を受けてみることをおすすめします。
脚がお疲れの方はぜひ、お気軽にお問い合わせください。
アロマとハーブの力で、もっと健やかに元気になっちゃいましょう!
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