「蚊よけにおすすめの精油は？」
先日サロンのお客様から、蚊よけに良い精油のご質問を受けました。
ついこの間まで寒かったのに、季節が巡るのは本当に早いですね！
今日は、虫よけアロマについて書いてみたいと思います♪
虫よけ対策といえば、手軽に「シュッ」と使える虫よけスプレーが一番最初に思いつきますよね。
でも、虫よけスプレーの成分表示を確認せずに使うのはとっても危険！
というのも多くの虫よけスプレーには「ディート」という危険性の高い農薬が主成分として使われているんです。
虫よけ剤【ディート】の危険性
ディートは、比較的安価で効果が高いため、虫よけとして多くの製品で使われている化学物質です。
しかしながら、発がん性や突然変異性（遺伝子を変化させる）や神経毒性（脳神経に障害をおこす）を危険視されている物質でもあります。
その危険性から、カナダでは、ディートを高濃度（３０％以上）配合した製品の販売を禁止したり、ディートが配合された製品の使用に対して、年齢に応じて使用回数を制限するなど、厳しく規制されているんです。
日本におけるディートの扱い
日本でも、10年前から、厚生労働省がディートの濃度や使用上限量の注意事項を明記して、乳幼児への使用を控えることを業界に注意喚起しています。
「赤ちゃん用」とされている虫よけ剤にもディートが含まれている場合があり、使用回数も「１日１回まで」など安全のための注意事項が書かれています。
特にお子さんや敏感肌の方は、とくに気をつけたいですね。
自分自身や家族を守るため、正しい情報をしっかりと知ったうえで、賢く選んでいきましょう。
虫よけにおすすめの精油
エッセンシャルオイルの中には虫が嫌がる精油、昆虫忌避作用を持つ精油があります。
成分的にはテルペン系アルデヒド類のシトロネラール、モノテルペンアルコール類のシトロネロール。
アルデヒド類のシトロネラールは作用も強いですが、皮膚刺激性があるので敏感肌の方には低濃度で使用した方がベタ―です。
アルコール類のシトロネロールは皮膚刺激性はないですが、作用は穏やか。
誰に使うのかによって使い分けるのがいいかなと思います。
<シトロネラールを含む精油>
ユーカリ･レモン (約80%)
シトロネラ･ジャワ (約40％)
シトロネラ (約10%)
レモン･ティートリー(約10%)
<シトロネロールを含む精油>
ユーカリ･レモン (約10%)
シトロネラ･ジャワ (約10%)
レモン･ティートリー(約3%)
ゼラニウム(種類により15～45%)
<他に昆虫忌避作用がある精油>
レモングラス、ペパーミント、ラベンダー、ローズマリー、クローブ、セージなど
※レモングラス、ラベンダー以外は刺激が強いので注意が必要です。
次回は虫よけグッズのレシピをご紹介しますね。
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