妊娠線予防ケア①妊娠線はなぜ出来る?


妊娠線予防ケア①妊娠線はなぜ出来るの?


当サロンには、妊娠中のお客様も多く、妊娠線予防のためのケアについてご質問をいただくことも少なくありません。

今日から数回に渡って、妊娠線の予防ケアについてご紹介しようと思います。

①妊娠線とは?

「”妊娠線”という言葉を、妊娠してから初めて聞いた」という方も多いのではないでしょうか?

妊娠線とは、一言で言うと「真皮の傷」です。

皮膚は、外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の三層 (皮下組織も真皮に含まれ、2層とする場合もあります) からなっています。ですから、妊娠線はこの真ん中の層を中心とした「傷」と言えます。

出典:https://www.nissen.co.jp/s/smileland/colorear/article/health/18121801/

皮膚の三層はそれぞれ特徴があります。この中で最も伸縮性に富むのは表皮です。対照的に真皮・皮下組織は横方向の伸縮性に乏しく、急激に伸びることができないと言われています。

妊娠中、特に中期~後期にかけては、赤ちゃんの成長のスピードが著しく、ママのお腹も急に大きくなっていきます。

ママのお肌の状態によっては、お腹が大きくなるスピードに真皮や皮下組織の伸縮性が追い付くことができず、コラーゲン繊維などが裂けて赤紫色の肉割れ(妊娠線)ができてしまうのです。

出典:https://www.takano-beauty.jp/biyou_column/2018/02/23/column32/

妊娠線は時間の経過とともに内出血が引いていき、赤紫色 ⇒ 白もしくは灰色に目立たなくなっていきますが、真皮はターンオーバーによって生まれ変わることはないため、完全に消えることはありません。

しかし、妊娠線が出来る前もしくはごく初期の段階で最適なケアをしてあげれば、お肌へのダメージを最小限にとどめることは可能ですので、つわりが落ち着いたら、ぜひ妊娠線ケアをスタートしてみてくださいね。

②妊娠線ができやすい人っているの?

妊娠線のケアを始める際に参考にしていただきたいのが、プレママ自身が「妊娠線ができやすいタイプ」かどうかです。

【妊娠線ができやすいタイプ】

1.体重の増加が12kg以上
2.小柄で痩せている
3.皮下脂肪が厚いぽっちゃり体型
4.多胎妊娠
5.高齢妊娠
6.経産婦
7.乾燥肌
8.アトピー体質
9.家族で妊娠線が出来た人がいる

上記に複数当てはまる場合には、お腹が大きくなりやすく、真皮やその下の皮下組織の伸縮性が乏しいという理由から、妊娠線ができやすいタイプと言えます。

「できやすいタイプ」の方は、早めのスタート&ケアの基剤(オイル・乳液等)の素材を特に気にしてくださいね。

次回は、ケース別おすすめの妊娠線予防のスキンケアや、素材の選び方のコツなどについてご紹介しようと思います。

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