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「天然の抗生物質」エキナセアで風邪予防
風邪予防のためのマスクが欠かせない季節になりました。
今日は風邪対策のハーブ「エキナセア」について書きたいと思います。
エキナセアとは?
エキナセアはかわいらしいピンク色の花をつける、北米原産のキク科のハーブ。ハーブティには、主に根と葉を用います。
エキナセアの効果・効能
エキナセアの一番の効能は「免疫アップ」。免疫システムを活発にして、感染源となるウィルスなどに対する身体の抵抗力を高めます。このような効能から、抗菌・抗感染(風邪やインフルエンザなどの感染症)、抗アレルギー(花粉症や皮膚のかゆみなど)、抗炎症作用(鼻炎や喉の痛みなど)があります。
エキナセアは一番売れているサプリ
ヨーロッパでは治療的な使い方(抗生物質の代わりにエキナセア製剤)が使われ、良い治療効果を出していたり、アメリカの健康食品の市場では風邪予防のサプリが一番売れていたり、海外ではとてもポピュラーなハーブです。
エキナセアハーブのインフルエンザへ作用
サプリメント研究の第一人者、蒲原先生によると、インフルエンザ患者(発症から48時間以内の初期の患者)にエキナセアとタミフルを投与しインフルエンザから回復した被験者の割合を調べた実験で・・・
1日後の時点で、
エキナセア投与群:1.5%
タミフル投与群:4.1%
5日後の時点で、
エキナセア投与群:50.2%
タミフル投与群:48.8%
10日後の時点で、
エキナセア投与群: 90.1%
タミフル投与群:84.8%
という結果。
この実験で面白いのは、タミフルは即効性がありますが、5日後の結果からはエキナセアを投与した被験者の方が回復率が高いということ。また、エキナセアの方が副作用が少ないことも証明されたそうです。
といっても、自己判断でハーブを薬代わりに治療目的で使うのは、リスクが高く危険なこと!実際に罹患した場合には、必ず医療機関を受診し、医師の診断を受けてくださいね。
さらに、蒲原先生によると、エキナセアはインフルエンザや風邪のリスクを減少させ、予防に効果的とのこと。
実際に罹る前の、予防のケアが大切ですよね。
エキナセアのおすすめ活用方法
エキナセアをハーブティで
適量は?
ハーブティーに使用するハーブの分量は1杯分につき、ティースプーン(小さじ大盛)1杯です。抽出時間はほとんどのハーブが3分程。
ティーポットで淹れてもOKですし、お茶パックにまとめて作っておいてご家庭やオフィスに置いておいても便利です。
エキナセアはシングルでも美味しいハーブですが、他のハーブとブレンドすると美味しさが更にアップしますので、おすすめのブレンドをご紹介しますね。
おすすめブレンドレシピ
※ハーブ名の横の数字はブレンド比を示しています。
1. 免疫UPのビタミンブレンド
爽やかなオレンジの香りと、ローズヒップのビタミンパワーで風邪を予防するブレンドです。エルダーフラワーには免疫アップの喉や鼻の症状を和らげる作用があると言われています。
エキナセア:2
エルダーフラワー:1
ローズヒップ:1
オレンジピール:1
2. 喉のイガイガ対策ブレンド
甘味のあるリコリス(甘草)がスパイシーなジンジャーと相性◎。リコリスは喉のイガイガや痰が気になる時にとてもおすすめです。ジンジャールートやリコリスルートは抽出時間が5分と長いので、エキナセアをティーポットに入れる前に、少量の熱湯で予め浸出させておくと良く出ます。
エキナセア:2
ジンジャー:0.5
リコリス:0.5
※エキナセアはキク科の植物です。キク科アレルギーの方はNGです。
エキナセアチンキもおすすめ
チンキ(ティンクチャー)とは、ハーブの成分をウォッカやホワイトリカーなどのアルコールに浸出させたもので、ハーブティなど水に溶ける水溶性成分だけでなく、油溶性成分も抽出されるため、ハーブの効能をフルに摂ることができます。手作りできますが、ハーブショップなどで購入でき手軽です。
※アルコールがNGの方は、濃いめに出したエキナセアやタイムハーブティ(こちらも抗菌作用が強力)で代用してください。
使い方① 飲用
風邪の予防に使うのであれば、一日3回、マグカップに入れた白湯の中に15~30滴ほど入れ、飲みます。アルコールが微量含まれているのでお子さんや妊娠中の方、運転する予定のある方は注意が必要です。
使い方② うがい
水にチンキを半量入れ、良く混ぜてから、うがい。保存用の瓶などに数回分作っておいてもOK。
風邪でも肩こりでも、お肌のトラブルでも予防ケアが一番大切!ぜひできそうなものから取り入れてみてくださいね❤
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