生活のリズムに香り
生後すぐから、お肌のケアにはラベンダーウォーターとシアバターとハーブエキスを使ったボディミルクを使っていた息子。
(赤ちゃんは、石鹸でお顔を洗った後に大人のように30回以上ぬるま湯ですすぐという事が出来ないので、良質な化粧水やハイドロゾルで拭き取ることは必須です。)
先日の入浴後、いつも使っているラベンダーウォーターがなくなってしまったので、私が使っているローズウォーターで拭き取りをしようと、顔にコットンを近づけたところ・・・
『ん???』となんだか不思議そうな、戸惑ったような表情をして・・・
そして、もう一度使おうとしたときに、頸をふって『イヤ』と言ったのです!
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まだ『パパ』『ワンワン』『でんしゃ』など簡単な単語しか話せない息子なので、気持ちを言葉で表現することができませんが、
きっと、『ママ~!いつものじゃないよ~!!!いつものにして~!』と伝えようとしていたのだと思います。
ローズの香りは余りお好みではなかったのですね^^
それに、産まれてから1年半の間ずっとお風呂に入ったあとはラベンダーの香りだったのに、いきなり他の香りになったのですから、きっとビックリしたに違いありません!
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一歳時にして早くも『違いの分かる男』です^^
(おにぎりも大好き^^)
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嗅覚は味覚と共に、人間のもっとも原始的な感覚と言われ、眼がまだ見えない赤ちゃんもお母さんを匂いで識別します。
また、嗅覚は、物事を分析するための高度な知的活動をつかさどる『大脳新皮質』を経由せずに、ダイレクトに本能や記憶・情動をつかさどる原始的な脳『大脳辺縁系』に作用する唯一の感覚です。
ですから、匂いを嗅いだとき、『この香りには〇〇成分が少しふくまれているな』などと分析したりせず、『わあ!この香り好き』、『なんか懐かしい香りだな』などと、記憶と結びつけたり、好きか嫌いかを真っ先に感じる方が多いのです。
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嗅覚が記憶と結びつけられることから、近年は認知症の予防にもアロマセラピーが取り入れられています。
また、認知症の初期の症状として味覚や嗅覚に変化が起こることからも、アロマセラピーはとても良いようです。
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息子も、夜寝る前にはラベンダーウォーターの香りを嗅いでいたせいか、生後間もないころから一人でスーっと寝てくれていました^^
夜には、安眠を促すような優しい香り、朝には活力を与えてくれるようなフレッシュな香りを・・・
妊娠中やご高齢の方など、たびたび外出したり、太陽の光を浴びられない方や、出張などで一日のリズムが崩れがちな方や、寝起きや寝付きがイマイチなお子さんや受験生のお子さんにもぜひ取り入れて欲しいです。
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おすすめは、やはりオレンジやレモン、グレープフルーツなどの柑橘系の香り。
というのも作用が穏やかで安全性が高いからです。
日本は世界の他の国と比べて柑橘類の種類がとっても豊富で、日本人は幼いころから色々な柑橘の香りに親しんでいるので、柑橘系の香りが嫌いな人はほとんどいないそうなのです。
色々な国の人に『好きな精油』を選んでもらった実験でも、日本人ダントツのNo.1はオレンジ。ヨーロッパの国々ではもっと重たい香りが好まれるそう。
ですから、プレゼントにもおすすめです。
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ほかにもおすすめは・・・
【リラックス】
オレンジ・マンダリン・ローズウッド・ラベンダー・カモミール
【リフレッシュ】
レモン・グレープフルーツ・ベルガモット・ライム・ユーカリラディア―タ・ローズマリーシネオール(ローズマリーカンファーより作用が穏やか)
【簡単で安全な使い方】
ティッシュに1~3滴を垂らして、夜枕元に、朝はそのままお部屋に置いておきます。
(それでも、慢性疾患がある方は必ず担当医の承諾を得てから行ってくださいね。)
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安全に気を付けて、ぜひ香りを毎日の生活に取り入れてみてくださいね^^
(みかんのとりこです^^;)