良い油、摂っていますか?
当サロンT’s roomには、「肩こりを和らげたい」、「にきびを無くしたい」、「更年期の症状を楽にしたい」など、さまざまな目的のお客様がいらっしゃいます。
トリートメントの後、お客様のお時間が許せばアフターコンサルテーションをさせていただくのですが、ビューティー目的のお客様にも、ボディのお客様にも共通してアドバイスしていることがあります。
それは、食事(栄養・取り方など)に関することです。
なかでも特に取り入れやすいのが、『質の良い油』を意識して摂取することです。
(1)油の種類について
良い油、というのは、オメガ3系の油のことなのですが
油は大きく分けて…
①オメガ3系
青魚、亜麻仁油、エゴマ油、クルミなど
②オメガ6系
サラダ油、紅花油、市販の揚げ物やスナック菓子、マヨネーズなど
③オメガ9系
オリーブオイル、キャノーラ油、アボカド、アーモンドなど
の3種類があります。
このうち、多くの人は、オメガ6系を摂り過ぎていて、オメガ3系を全く、もしくはほとんど摂れていないのです。
ですので、「オメガ6系を減らして、オメガ3系を増やす」というのが理想の摂り方になります。
(2)一日の摂取量と取り方
量は、1日に小さじ1~2杯くらいが目安。
オメガ3系は熱に弱く、加熱ができないものがほとんどなので、ドレッシングにしたり、加熱せずに食べるもの(納豆やお豆腐、ヨーグルトなど)かけたり、
バターの代わりにバケットやトーストにつけて摂るのがおすすめです。
スナック菓子や菓子パンなどの代わりに、和菓子にしてみても良いかもしれません。
(3)質の良い油を取ると・・・?
さてさて、質の良い油(オメガ3系)を摂ると、どのような良いことがあるのでしょうか?
油は身体のいたるところで働いています。
身体を温め、心臓を動かし、・・・全身にある細胞膜や女性ホルモンの原料も油です。
良い油は女性ホルモンの質を高めたり、更年期以降の女性ホルモンの急激な減少を抑えたりすることで、骨粗鬆症や中高年以降の体重の増加を抑えや肌の潤いやバリア機能をキープしてくれるのです。
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(4)質の良い油は炎症を抑えてくれる
さらに、質の良い油は老化の原因となる「炎症」を抑えてくれます。
「炎症」は紫外線やストレス、睡眠不足、食生活の乱れなど原因は様々ですが、それが風邪や肌の赤み、アトピーなどのアレルギー、発熱、喉の痛みなどという形で外に現れます。
お肌の3大お悩みであるシミ、シワ、たるみなどもこの「炎症」が原因といわれていますので、良い油というのは、女性らしさや若々しさを保つのに不可欠なのです。
神奈川にある皮膚科の先生のお話だと、亜麻仁油と生野菜の摂取の指導でアトピーの肌荒れが4ヶ月で改善したとのこと。
「髪の毛がパサつくな」、「更年期が始まったのかしら」、「アレルギー体質だ」、「大人ニキビがなかなか良くならない」という方はぜひ一度試してみてください。